息の習慣化

息を意識化できるようになったら、息を意識することを習慣化します。

作業に集中しなければならない事をしている時や危険な作業をしている時などは呼吸を意識する事は避けていただきたいと思いますが、何か行動をしていても、呼吸を感じる事はできます。

試しに、安全に気をつけて、歩いてみてください。

歩いている時に、呼吸を意識(瞑想や禅のように意識を集中せずに只呼吸をしていることを感じる)してみてください。

歩きながらでも、呼吸をしているかは、気付けると思います。

禅宗の中には、歩きながら、瞑想状態でいる行を行う宗派もあります。

この歩きながら、瞑想状態でいる行のことを経行きんひんと言います。

坐禅会の中には経行きんひんを取り入れている坐禅会もあります。

経行きんひんでは呼吸に意識をおきながら歩いている状態を一つ一つの動作を観ていきます。

経行きんひんでの呼吸と動作とを観ずるように作業をしながら呼吸を意識してみて、それを、習慣化してみます。

三日坊主でも良いです。

また、気がついた時、気が向いた時に習慣化する意識をして、習慣化するように努めてください。

習慣化を目標にしていますが、できなくても良いので、気楽に行ってください。

くれぐれも「~しなければならない」と考えることはやめてください。

「~しなければならない」と考えると心にストレスというほこりが溜まってきます。

この段階では、ストレスが溜まっていることが多いのでそのストレスを減らす事を意識してください。

少しでもストレスを無くす、減らす方向に意識を持っていきます。

目標として一ヶ月に十日ぐらい意識できるようになったら、次の段階にすすんでください。

これは、一つの目安なので、一ヶ月に十日意識できなくても良いです。

自分が習慣化できたと思たら、次の段階にすすんでください。