前回、あひぞあそびについて投稿しましたが、物事が動作するにはあそびが必要であると、書きました。
それと、よく似た状態で余裕ということがあります。
私が思うに、自分の状態に余裕を持たないと心がすり減るだけのように思っています。
心にあそびがあると余裕が生まれ、余裕があると遊ぶことができるように両者はとても関係性があると思っています。
数年前に本田技研工業株式会社から発表されたASIMOという2足歩行のロボットがあります。
このASIMOが出るまでの2足歩行のロボット研究は足腰の部品を強化し、揺れや、傾きを抑えるように制御して2足歩行を可能にしようと研究されていたそうです。
ですが、揺れや、傾きを抑えるように制御して2足歩行する制御ではなかなかうまくいかずに、成果が出なかったそうです。
しかし、ASIMOは逆転の発想で、揺れや、傾きを許容して揺れや、傾きをバランスする制御にする事で2足歩行を実現しているそうです。
要は、ガチガチに固めてしまうのではなく、あえて、揺れを受け入れ、余裕を持たせて制御する事の方が必要だったという事です。
人間も歩いているときは踏ん張っているだけではなく、バランスをとってそのバランスの中で余裕をとって歩いているから歩けるのであって、踏ん張ってばかりでは歩けないし、疲れてしまいます。
こんなことを考えていると、心に余裕を持つことの必要性を感じます。