阿須賀神社崇敬会活動報告(2022年2月)

今回のご奉仕は、長期に渡り行われました。全国から集いご奉仕して下さった皆様に、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

少し詳しくご報告させていただきます。

2月2日・・・境内の掃除、節分祭・どんど焼きの準備、神社に奉納された古いのぼり旗を取り外し、新しい旗に取り替えました。
阿須賀神社にはたくさの奉納のぼり旗が掲げられています。のぼり旗で神社を飾りにぎやかにすることで、参拝者様に信仰心や神様への畏敬の念を起こさせると共に、神様も喜んで下さいます。奉納する方も神社を助け、神様にも喜んでいただき、神様の御加護もいただき、地域も栄えることを願っています。お申し込みは随時受け付けています。(3000円)

2月3日…節分祭・どんど焼き。

どんど焼きの場のお浄めをし、午後13時点火~20時消火。次から次へと途切れることなく大勢の参拝者様がおみえになり、阿須賀神社が地元の方々に愛されていることを感じ嬉しく思いました。お守りコーナーにも大勢の方々がいらして下さいました。ありがとうございました。

護摩木・お守り・お札コーナー担当、どんど焼きの火の担当、社務所中での担当、それぞれに分かれてのお仕事に取り組みました。(今年はコロナ感染拡大防止の為、甘酒は中止となりました。)

地元の方々と市外県外からお手伝いにいらした方々とが共に手を取り合い、力を合わせて事に取り組む和の姿は本当に素晴らしいものです。

神社は神と人、人と人との交流の場であり、人は神社で神に手を合わ祈りを捧げる時は心穏やか安らぎます。祭りも、神との縁を繋ぎたいとか交流したいという無意識の心の表れです。

日本は大和の国で、和の精神を重んじる民族です。心を一つにして力を合わせ、神事に取り組むのは、正に和の心そのもの。人々が手を取り合い、和を為し、輪を拡げ、祖先から受け継がれている素晴らしい和の伝統・財産を絶やすことなく、守っていき、次の世にも繋ぎ、人の心の支えとなれたらと思います。

大和の国の素晴らしさ、大和心を、神社を通して、人は気づくことを願います。大和心の素晴らしさを悟れば、この世から争いなど消え去ります。

梅

2月4日・・・どんど焼きであちこちに散らばった灰や焚き木などを片付けながらの境内のお掃除と、お守りコーナーの整理をしました。
梅2

 

招霊(おがたま)の木

 

2月6日・・・御燈祭り。

今年もコロナ感染拡大防止の観点から、上がり子の参加が中止となり関係者のみでの神事となりました。昨年同様、神倉山からの御神火が直接阿須賀に運ばれ点火されました。まさに神話の再現、大和魂蘇りの御神事。厳粛に滞りなく執り行われ、特別な御神事となりました。

男性の祭りなので、お手伝いは男性が前面に出て、女性は裏方に徹します。県外からも男性がかけつけてくださり、地元の男性と力を合わせて、火を焚いて一行をお迎えしてくださいました。

熊野は、古代より火を伴うお祭りをする地として崇められてきました。文明の進化と共に、我々が失ってきてしまった大切なこと、我々を生かしてくださる自然の豊かさや力を、昔に戻って見つめ直してみることが必要です。

「火」は「日」であり「霊(ひ)」でもあります。「人」は「霊人(ひと)・霊止(ひと)」とも書きます。火を起こすには、その日の天候・風向き・湿度・温度の状況や木の状態・火口の作り具合により、火の起こり方は違うはずですが、一番影響を与えるのは、起こす人の精神の状態だと思います。神聖な「火・霊(ひ)」の重要性を教え示すのが、熊野の地の役割の一つなのかもしれません。

 

 

松明

松明

 

 

神倉からの御神火を灯す為の蝋燭は、2016年の伊勢志摩サミットの時に世界各国首脳への贈答品として選ばれた、松井本和蝋燭店(愛知県岡崎市)のご主人に作っていただきました。素晴らしい蝋燭を作って下さった松井様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
松井本和蝋燭HP
蝋燭

 

今回、本和蝋燭2本・奉納金・御神酒等(合計 37,461円)を崇敬会から奉納させていただきましたことをご報告致します。

足を運びご奉仕に参加して下さった皆様(1週間通しでご奉仕して下さった方もいました)、ご寄付下さった皆様、祈りという形で応援して下さった皆様、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

 

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