「祝う」という言葉は、「い」と「わう(はふ)」です。
「い」は「忌・斎」で、不浄を忌み避ける意味、けがれてないことです。
「はふ」は動詞化の接尾語、語の下についてそれを動詞化するもの。
「幸はふ」「味はふ」「賑はふ」と同じ使い方です。
「いはふ」は元々、呪術的な行為をいう語で、吉事を求めてタブーを守る意味だと辞書には載っています。
例えば、、旅に出た人の安全を祈って、その人の気配が残るお部屋を掃除しなかったりとか。
昔から行われている式や、お正月であれば、大掃除をして清める。神棚にお札を納める。門松や注連縄やおもちを飾る。元旦の早朝に若水を汲み、年神様に供える。初詣に行くなど。
決められた行為を決められた通りに行うことが、「祝う」の原点です。
いろいろなことが崩れ、日本の素晴らしいものがどんどん失われる今日、大事な行事がなくならないように、次世代に引き継いでいきたいですね。
そして、人類皆が原点に還り、全てにおいて(地球環境・体の環境・心の環境)元の良き環境に戻していかなければなりません。
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心清浄(しょうじょう)なる時、神を見る。
心不浄なる時、神を見ず。
己の中の神、識(さと)らぬは、則(すなわ)ち、これ貧(ひん)なり。
神は、はじめから、全て己の中に在る。
是れ識(し)るは、我が宝なり。
「うけひ」とは、神との約束、誓いなり。
則ち、受霊(うけひ)、御誓約(うけひ)なる。
神から与えられし御役を忠実に実行することなり。
森羅万象全ては、太陽の光受け、生成化育、丹を継ぎ、生(しょう)を継ぐ。
産霊(むすひ)の仕組みの根源は、月の運行、潮の干満。
星の巡りに導かれ、四季の恵みを与えらるる。
一切万有調和の元、むすびの心で行うが、まつりごと。
豊かな心、感謝の心を神と共に喜び、調和に対し感謝の真(まこと)を捧げる神惟(かんながら)の道。
三光無くして、この世に生命無く、恩恵に感謝すること無くして、受霊(うけひ)できず。
日月星の三光を識(し)り感謝するは、いかに生きるのかでなく、いかに生かされているのかを識(し)ることなり。
科学でわかるは、原理のみ。
原理を働かせる真理を求めよ。