【さくらさき
われらをてらす
はくうんは
すめかみのいづ
ああかむながら】
【桜咲き
我らを照らす
白雲は
皇神の稜威
ああ惟神】
◉日本の国花は梅、桜は仏事です。
奈良時代の花見は梅でした。
そして、平安時代から桜の花見も始まりました。
日本のような、花見をしながら食すという文化は、他の国にはありません。
花見と食。
貴族の花見は、稲作農耕儀礼・宮廷行事とが結びついたものですから、そのあたりから始まったと考えられます。
「万葉集」では春の花は梅が多く詠まれたのですが、「古今集」になると桜のがはるかに多くなります。
満開の花は「白雲」に、散る花は「雪」に例えられます。
天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)と天照大神は別なる神々です。
天の御先祖は天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)であり、仏者はミロク菩薩として称(たた)えてます。
ミロクは至仁至愛(しじんしあい)の神の意味。
ミロクの神は天系、霊系、火系、父系なる高皇産霊神(たかみむすひのかみ)を神漏岐命(かむろぎのみこと)として宇宙の造化に任じ、神皇産霊神(かみむすひのかみ)を神漏美命(かむろみのみこと)として、地系、体系、水系、母系として、宇宙の造化に任じました。
三神即一体の活動を為します。
天之御中主大神の御精霊体が完備されているのを、天照皇大御神、又は撞賢木厳能御魂天盛留向津媛之神言(つきさかきいづのみたまあまさかるむかつひめのみこと)と称し奉り、撞(つき)の大神と言います。
「ツキ」とは無限絶対、無始無終、過去、現在、未来一貫、至大は外無し、至小は内無し、の意味です。
高皇産霊は霊系を主宰し、その精霊体は伊邪那岐神と顕現し、神皇産霊神は体系を主宰し、その精霊体は伊邪那美神と顕現します。
天の御三体は伊都能売御霊(いづのめのみたま)であり、木花姫(このはなひめ)であり、聖観音(しょうかんのん)です。
そして、木花姫の分身として富士をお守りしてくださってる神様が、木花開耶姫(このは
なさくやひめ)です。