言霊(ことたま)

外界の事物を科学観察することに反して、内界の心の構造を研究したものが言霊原理の研究です。

 

人間の精神の構造は五十の要素から成っており、太古の人々は、その五十個の要素に五十音の清音を当てはめて、その一つひとつを言霊(ことたま)と呼びました。

 

また、霊(ヒ)とか、麻邇(まに)とも呼びます。

 

言霊とは、言葉の最小単位であると同時に、心・精神の最小単位でもあります。

 

霊である心と、言である音の振動とが、直接完全に結合したものです。

 

心は言葉であり、言葉は心です。

 

五十個の言霊は、五十通りの働きがあり、合わせて百の原理になります。

 

この原理法則を布斗麻邇(ふとまに)と言います。

 

この百の原理に基づいて、五十個の言霊を組み合わせて、物事や事柄に名前をつけ、文明社会・国家を作り発展させてきました。

 

日本は、言霊の幸はふ国、言霊の生ける国、言霊の助くる国、言霊の清き国、言霊の天照国と古来から言われてますが、身も心も、真に清浄になった状態で言霊を発してこそ、世を清めることが出来ます。

 

万(よろず)の言事、己が吹生(ふきなす)息の五十連音(ことたま)にあり。

 

コトは、言、事、九十なり。

 

言霊は天地(あめつち)の則(のり)、息吹にして、則(すなわ)ち、言波(ことば)、神なり。

 

 

五十音その1

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