何故この世に生まれるのか

己を貶めるは己自身なり。

人は己が一番かわいいもの。そを恥じる事はなし。

なれど、自己愛に留まらず利他愛に拡げ養うことこそ、修行であり己の浄化に繋がる。

真の利他愛は、何も求めず 押し付けず、見返り一切求めぬもの。

こんなに奉仕した、こんなに時間労力使った、こんなに人に尽くしたのにと思う心あらば、そは利他愛に非ず。

己が窮地に陥った時も、人に責任転嫁することなく、

そんな時こそ一層感謝し人に尽くせよ。窮地に陥った時こそ真に試される。

心の余裕、優しさ、思いやりを持ち、己にも人にも優しくあれよ。

浅き視点で判断行動、浅はかな人知で愚行に堕ちることなく、他を貶め穢すことなかれ。

己の中に内在する良心に従い、心に響く神の意を信じよ。

人皆元一つ、一人の罪は全体の罪と心得よ。

人を救わば己も救われ全体も救われる。

人を傷つければ己も傷つき全体も傷つく。

人が浄まれば己も浄まり全体も浄まる。

全ては調和、皆で一つ。

己だけ救われ己だけ浄まることだけを望むなよ。

心の毒を消し去り禊ぎ浄め、人を傷つけ貶める言葉と行動慎めよ。

まずは人救う前に、己省み、己改め、己正せよ。

他を利し、他を愛し、共に栄えよ。他人を利さば、己も富みゆく。

人は何故この世に生まれ、短き生をいただき役目を賜るのか。

そは執着我欲を取り去り、利他愛で生きることを通じ、神の意を学び、己も神に近づく修行の為なり。

紫花

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