【ことはこと
ことのうらには
ことばあり
ことたまありて
ことをなすなり】
【事は言
事の裏には
言葉有り
言霊有りて
事を為すなり】
◉始めに言葉があり、後に概念。
物事全て、この順番です。
事が起こる裏には言が有る。
神は言葉の一つひとつに、神の祈りを込められたので、言葉を発することで、祈りは届き、事が動き、実現します。
言葉には音の波動が乗り、伝わり、拡がり、この世を創り整えます。
人が言葉を賜るその意味は、宇宙に響き渡る、形を持たない神の願いを、言霊として祈りに表わし、人の世界に伝え継ぐためです。
言葉を守ることは、人類、生ある者の、全ての責務です。
今言葉は乱れ、波動は乱れ、この世は荒廃、心は退廃ではありますが、一人ひとりが放つ波動を直してゆけば、必ず浄まり澄みゆき、やがては現象、事物に及び、拡がりゆきます。
言葉の初めは音であり、清き音こそ浄めの初めです。
濁り無き清浄なる明るき心で発する音は、人を浄め、歪みを正し、周囲をも浄めます。
言葉は心、心は言葉。
心を浄めれば、その後言葉も自ずと浄められます。
言葉を浄め高めし人は、心浄まり、行いも自ずとついて来ます。
現代の人は言葉の重みを知らない方が大半です。
言葉を重んじ、美しい言葉を使い、言葉を大切にしなければならないのですが、
美しさとは、単なる表面のみの音色のことではありません。
真の美しさ、清らかさとは、心の内面、その表れです。
言葉をあなどり汚す者は、自分の罪に気付かなければなりません。
言葉の尊い音に神を知り、言葉を正して、礼を尽くす。
言葉の波動は命の波動。
命を浄めて、汚れを流す。
神は人の言葉の復活、心の浄化を願われる。
神の最も尊き恵み、言霊を絶やすことなく、滅ぼすことなく、次なる世代の繁栄の為、正しき言葉を残していかなければなりません。