【りゅうのみち
あらたまのかわ
てんりゅうぞ
りゅうじんなしに
ちはととのわぬ】
【龍の道
荒魂の川
天龍ぞ
龍神なしに
地は整わぬ】
◉宇宙は天地の初発の凝り【ヽ(こり・ほち)】から剖判され、金の円柱が現れ、それが金の竜体に変わり、地球上をはいまわり、山や川など大地が生まれたと言われています。
金の柱は東北の艮(うしとら)から西南の坤(ひつじ)の方向に倒れ、その倒れたそのままの姿が日本列島であると。
日本列島は竜の形で、東西両方ともが頭であり尻尾です。
艮の金神(こんじん)の方角から見ると北海道が頭、坤の金神の方角から見ると九州が頭です。
竜神と竜体は異なります。神様は竜体に還元されることではじめて絶大なる力を発揮します。
書も、これと全く同じです。
最初の【ヽ(こり・ほち・点)】が動くと線になります。
書き手の無我無心の状態が宇宙の意と融合した時、筆が動き、竜体(流体)となり、紙に神名(カナ)が示現するのです。
日本列島も竜体であり、神そのものなのです。
神が最も嫌うことは、水場を固め埋める行為です。
海を埋めたり、川を固める行為は、人の体で言えば、
血液の循環を妨げ、呼吸が出来ないのと同じことです。
海や川は神がおられ、神は埋め立てコンクリートで固める行為を認めません。
神が与えた自然を埋め立てる行為は神への冒涜です。
汚染された川は息も出来ず浄化も出来ない状態です。
浄化が出来ない川の水は海に流れ出し、海の形態・循環を壊します。
山や川や海、神が与えた自然の地形を変えてはなりません。
本来の姿を変えれば、役割果たせず、災害を引き起こすのは当然のことです。
地球も一つの生命体ですので、内部に歪みがあり毒がたまれば、それを正すため自浄作用は強く表れることになります。
地形変えることも歪みを生み毒がたまりますが、人の傲慢さや我欲や負の感情、また魂の曇り穢れこそが地球にとって何よりの毒であることを、我々は悟らなければなりません。
既に荒らした自然を元に戻すのは容易ではありませんが、気づきある者たちはこれまでの、人の傲慢さを神に詫び、神への感謝を取り戻し、共存共栄の意識を持ち生きることが大切です。