神は法則、真理なり。
神の御意図を受け、動くが、生命、現象、物質なり。
神のみなれば、何も動かず、物質も無く、命も無し。
神の御意思(みこころ)を物質世界に顕すことが、神の望まる人への願いの一つなり。
もともと神の創りし善悪は、陰陽、表裏の理(ことわり)にて、善悪二神の働きを陰陽分けて遣わせし。
陰陽原理の根本、そは、補い合い、支え合い、助け合い。
陰陽の働き無しの、動きの止まりし宇宙には、光も生も命も、何も無し。
完全完璧は、動きも止まりて、無となり、死となる。
不足ありてこそ、互いは補う力が働き、互いを動かし進ませんとする。
不足は神の慈愛なり。完全完璧ならば、生に意味なし。
人の心と体にも、陰陽、光と陰あり。
宇宙の原理は陰陽なれば、人の体も同じ原理よ。
心の濁りや曇りは、陰陽にては、陰に当たりて、汚れを表し、心の光や明るさは、陽を表す。
人は、陽のみあるのが尊きことと思うが、真の真理はさにあらず。
陰のみに偏りても、陽のみ偏りても治まらず。心も体も陰陽ありてこそ、よき働きをなす。
二つで一つの働き、調和なる故、食べ物も、陰なる者は陽で補い、陽なる者は陰で補うのがよし。
陰陽の調和がとれてこそ、二つの循環始まりて、体も心も宇宙も、進化発展、進みゆく。
陰陽は循環表し、この世を動かす根本原理なり。