神も仏も元ひとつ

神、仏。

 

人の世の現象において教えを示す時の表れ方の違いなり。

 

神仏は宇宙意思そのものなり。

 

その真理を説き明かさんと、様々な事象に役割こめて、この世に顕す。

 

なれど、人は勘違いし、異なるものと解釈し、宗教宗派、区別を作りて争わんとす。

 

神も仏も、元の実相、教えの根本真理は普遍なり。

 

神の祈りを、物質に表し、理解し易き形とせしが仏なり。

 

ならば、どちらが上で、どちらが下かは意味なき問い。

 

仏を想い祈るも、神を想い祈るも、ひとつに通じ、その想いは届きゆき、正しき道へと導かれん。

 

この世に今ある事象現象も、分かれて見えるも、全ては同根。

 

目に見える現象に惑わされることなかれ。

 

神理はひとつ。

 

事象現象は多くの形で表されん。

 

それぞれの時、それぞれの地、それぞれの状態に応じて、宇宙意思伝えらるる。

 

神も仏も同じなり。

 

神の世界にこだわるなかれ、仏の世界にこだわるなかれ、神仏の名前にこだわるなかれ。

 

伝えし根本を魂で感得し、その教えの真理をこの世に拡げることを、神は願わるる。

 

宗教とは、神の御意思(みこころ)を伝えんために、人にわかり易き形に表し、言葉に直して、示すもの。

 

今の宗教、宗教団体、神の真理を伝える宗教少なく、

 

神の御加護、現世利益ばかりを求めるもの多く、神の意に反して罪を深めゆく。

 

一柱の神や、教祖を、崇め敬う集団となりて、信者は従うのみなり。誤り、間違いありても、ただ信ずるのみの、妄信、狂信。

 

信仰とは、単純。

 

森羅万象全てに感謝し、調和し、ただ純粋に、素直に、謙虚に生きるのみ。

 

人は神から全てを賜わる。

 

神に近づく為、結ぶ為、人を高めて、進歩さすための言葉と文字と信仰を。

 

今の信仰、全てが危うし。多くの信仰、己の利益を追うものばかり。

 

己の信仰、他を省みず独善ならぬか、我執無きか。

 

信じる対象は確かなるか。

 

信仰すべてが対象とならん。己を戒めて、見直せよ。

 

太古の人は、神を見て、神を聞き、神に祈り、神に感謝を捧げ、帰依を伝えき。

 

人は己の心を磨き、高め、魂を浄めて、真理に近づき、神を信じて疑わず。ただそれのみにて、救われるもの。

 

神の手足となりて、人を救いて己が救わる、有り難き修行なり。

 

人を導き、神と結べよ。

 

神の祈りを知る者は、神の祈りをこの世に顕せ。

 

神の御意思に適う人であれ。

 

山神の祈りを行う人であれ。

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