雨の音、虫の声、そよ風に草木が揺れる音がとっても心地よく、癒されます。
言語や自然の周波数帯が全部違うというのを知ったのは数十年前のこと。
私の人生の半分は西洋の文化にどっぷりつかった人生なのですが、海外で生活したり、多くの外国人に接することが多く、30年の英語教育にも携わっていたので、あることに気づいていました。
出身国によって聞き取れる周波数帯が違う!ということを。
虫の音や蛙の声を心地よく聞いている私なのですが、日本語を母語としない大抵の方々は「うるさい!」と言い、彼らには雑音にしか聞こえないようなのです。
たくさんの外国人に聞いたのですが、答えは同じでした。
何故、こんなに素敵な音が素敵に聞こえないんだろう?と、当時は不思議に思っていました。
日本語の持つ音域(周波数帯)は非常に低い125〜1500Hzであるのに対し、英語は非常に高い音域の2000〜15000Hzです。植物などの自然の音域は500Hzぐらいだと言われています。
日本語が母語の人は、自然の音を声として聴きますが、英語が母語の人は、音として聴いているようです。
日本語は自然とほとんど差異のない周波数なので日本人の耳にはスンナリと耳に入ってくるし、違和感ないし、自然と一体化しやすいようです。
尺八とか三味線とか和太鼓など、これらは500Hz前後だそうです。日本人の耳にはしっくりくるはずですよね。
大脳言語野の細胞はその固有の周波数帯の音しか言語として認識しないため、それ以下あるいはそれ以上の周波数の音が聞こえても、それらの音は聴覚野で言語以外の単なる音として仕分けされて、言語野以外の感覚野に送られてしまうと言われています。
英語という言語は周波数帯が高くて自然の音を心地よく聞ける耳がないようなのです。しかし、それだから この言語がダメだと決めつけるのも違っていると思います。
ちょっと視点は違うのですが、それをカバーするような相手を思いやる表現とかはいっぱいありますので。
たとえば、以前 カナダに住んでいるときスキーで物凄い転び方をして、病院にお世話になったことがありますが、カナダの病院は、自己紹介からはじまりました。名前をお互いに言って握手なんかして。
それで、「How are you?」とは聞かれなかったのです。かわりに「How are we?(今日私たちはどんな具合だね?)なんですよ。頭では、そういう表現知ってはいましたが、言われたのは初めてでした。
英語の you は日本語の「あなた」と違い、相手を少々突き放したような感じがあるので、病気やけがで心細くなっている人の気持ちを和らげようと 「先生と一緒に悪いところを治そうね」と、 you でなく、we を使うのです。温かさを感じる言葉です。
話は戻って・・・ロシア語は125〜8000Hzという広い周波数帯を使っているため、ロシア人は外国語に堪能になる素質があるそうです。
人間はどのような周波数の音でも認識するのに必要な種類の細胞をすべて持って生まれてきますが、誕生後2年くらいまでの間に頻繁に耳にする言語の周波数帯に反応する細胞を残して、他はすべて消滅してしまうそうです。
小さい頃に死滅してしまった細胞が再び復活することは残念ながらないようなのですが、その後でも訓練を重ねることにより、別の種類の新たな神経ネットワークが形成され、そのネットワークが死滅した細胞が担うはずであった機能を代替して備えることがあり得るそうです。
外国語を聞き取る能力を習得するため 聞き取り訓練を長時間かけて繰り返し行うことによって新たなネットワークを形成することも可能ですね。
繰り返しの学習により、記憶が表在意識より深い無意識領域に入ります。
そして、一旦深い意識領域に入った言の葉の響きは、その人の個性や性格や在り方という点において、エネルギーとして、大きく影響を与えます。
私は小さい頃から英語を習得していたわけではなく 苦労して繰り返し繰り返し訓練をして、この新たなネットワークを脳の中に作り上げ、英語を習得しました。
日本人の言葉はアイウエオが中心となる母音言語で、世界の民族の中で、この母音言語を持つ民族、日本人とポリネシア人だけが自然の音を楽しく聞き、理解できると言われています。
それ以外の民族は、虫の音や自然の声が雑音に聞こえてしまうみたいですね。
日本語が母語でよかった と自然の音を聞くたびに思うんです。
それと同時に私たち日本人の大きな役目を感じています。
自然の声や音を聞く耳があるということは、自然と同調しやすいということ。
自然や地球のことが肌で読み取れるということです。
読み取れるのならば、地球の痛みもわかるはずです。
地球の立て替え立て直し真っ只中の今、私たち日本人がやらなければならないこと、そしてやれることはたくさんあります。
今一度 日本人に生まれた意味、日本語が母語である意味をよく考え、理解した上で行動したいですね。
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言霊幸はふ大和の国よ、世界平和の元となれ。
心に響く始めが言葉。祈りは言霊となりて、人の御魂に沁みゆかん。
心は言葉に表るる。ならば、己の言葉の一言一句が光となるよう、心をこめよ。
森羅万象すべての命を浄め、癒し、神の祈りをそのまま表す尊き音色が、日本の言葉。
日本語をもちて、神の祈りを世界に広げゆくこと、高めゆくことが、日本のお役目ならん。
なればこれより心がけるは、己の言葉を正し、浄め、高めること。
日本は世界の中心、世界の始め、神と人とを繋ぐ役目。
言葉を浄め、心を浄め、魂を浄め、言葉を伝え広げゆき、世界の平和、日本が始めに示すべし。