「宇宙のこと、天のことなど、全部わかったらいいのになあ〜」と、思ったことがあるかもしれません。
私も昔、そう思っだことがあります。そんな時、天からこのような声が。
「わからない方が、自分の頑張りがないと進まないと思いませんか? 全てわかってしまったら、探究心もなくなり、その場で事は終わってしまうでしょう。未知があるから、人も輝けるのです。」と。
わからないからこそ、頑張れる。その努力が大切であり、努力してる姿こそが輝くのである。
『人の昇沈(しょうちん)は定めて道にあり』 by 弘法大師
人が向上するか、落ちぶれていくかは、必ずその人の生き方とか学び方とかに関係があり、どのように道を進むかにかかっています。
「道」とは到達点に向かって進んでいく過程を示しています。
最終目標である、到達点に辿りつくことが大切なのではなく、そこに到達するまでの努力や心がけが大切であって、その努力がその人の個性になり、強さになり、力となり、徳(他人を敬服させる人格の力)となります。
最初は小さな流れでも、その流れがいくつも重なり大河ができます。努力と根気の積み重ねが、その人の道を作っていきます。どの人も、生まれたときに真っ白なキャンバスを与えられていて、そのキャンバスに何を描くかは、その人の自由。
神様が、その人の人生の流れを決めているわけではありません。与えられた、わずか数十年の時間をどう生きようと、全くの自由。
しかし、自由の意味を履き違えないように。
自由は本来なきもの。
『人は宇宙法則から離れて生きる自由はあらず。人が許されし自由は、神と共に生きる時、己の命を捧げ、何を選び、何を目指し、いかに宇宙進化の為に生き抜くか。神に賜りし命を讃え、神の慈愛のもと、豊かな生を楽しむかのみ。一瞬一瞬が永遠。終わることなき無限の瞬間を、己の能力、命の限りを尽くし、真(まこと)を神に捧げ、命を刻みて、真なる自由を生きるべし。』