光となり届きゆけ

あなたたちの住む日本。四季があり、美味しい食べ物、きれいな水、守られている山や川、海もあります。

自分の事を幸せだと思う人がどれだけいるのでしょうか。

日本は、恵まれているのです。

世界には、日本のように住みやすく、たくさんの恵みを与えられ、生きている所も数えきれないほどあります。

あなたたちは、自分の住む日本を誇りに思えますか。

この日本を好きと言えますか。

世界には、食べ物やきれいな水もなく、洋服もなく、医療もなく、でも、生きている人たちがたくさんいます。

ないものばかりの生活なので、その中で、精一杯生きていくのです。

命があればいいと思えるのです。

醜い争いが近くで起ころうと、そこにいたい思いはとても強く、力には勝てず、力を出すこともなく、命の為にそこを離れることもあるのです。

そんな世の中でも、生まれ育った国を、場所を誇りに思い、愛しているのです。

逃げたい現状の毎日でも、誰かがいれば安心出来て、

何か食べ物があるだけで、

今日も生きていられる、明日も生きようと思えるのです。

あなたたちの当たり前の毎日が、幸と言える毎日が、羨ましいと思う事もなく、

自分の生まれ育つ環境の中で、精一杯生きる。

今日の命は、明日に繋ぐ。

あなたたちの当たり前の毎日は、その国の人たちには、与えてもらった時間と命だと思っているのです。

命を繋ぐ事が、どれだけの奇跡で繋いでいられるのか。

水たまりの水さえ、恵みだと思える。

人の心を傷つける思いよりも、共に生きていこうという思い、人間にとって、とても綺麗な心と姿なのです。

あなたたちは、裸足で外を歩けますか。

真夏の暑い日、真冬の寒い日、歩けますか。

世の中には、そんな思いは、無理だと思っていられない生活もあるのです。

どんな状況でも、どんなに苦しくても、ただ、生きる、ただ、生きていく。

簡単なようで、とても難しい事もあるのです。

この日本に生まれ、育ち、この時代のたくさんの恵みに囲まれて生きていること。

どうか、その命がどれだけ幸せなのか、それを理解出来た時、誰かの役に立ちたい、誰かの力になりたいという思いが、湧いてくることでしょう。

自分の出来ること、それはまずは、世界の小さな小さな見えないところに心を向けて欲しいと思います。

日本は、助けられてきたのだから。

あなたたちの心が、世界のあちこちに光となって届く事を願っています。光の海

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