神は、人の意識に繋がりて、祈りを、願いを、伝えんとす。
今何をなすべきか、いかに生きるべきか、宇宙の意思を送り、そを受け止める器(御魂)を求む。
本来 、御魂は宇宙に起源を有し、それぞれの御魂に、宇宙の意思は埋め込まれし。
命は、宇宙の意図から生まれくる故、宇宙摂理に素直に従い生きるなれば、宇宙と呼応し、無限の命を感得せんを。
人のつまらぬこだわり執着は、体を蝕み、心を苦しめ、穢れを深める。
人は、己と他との差を見つけ、他よりも優れしことで、優越感を持ちたがる。
どちらが優れしかとの、差異を比べる、愚かなくだらぬ競争、狭き人間尺度なり。
人も、動物も、植物も、神の元にて等しく生かされ、等しく恵みをいただき、本来何も持たざる存在。
比べるものは、初めより、なきが如き、比較はなんの意味もなきもの。
狭き人間尺度で、何を比べて測り、何を捉えて違いとするのか。
神の恵みを受けざらば、何も持たざる、無力無能と等しきを。神から見れば、人皆等し。
なれど、御魂の進化の差により、与える試練も、苦難も、課題も、役目も、能力も、自(おの)ずと異なり、差もあるが当然なり。
神の尺度にては、全てが平等。なれど狭き人の尺度に測らば、不平等と目に映る。
神の尺度にて、事象現象見るなれば、己の置かれし環境も、与えられたる課題も、役目も、違いも、尊きものと気づくなり。
神の尺度を手に入れよ。
神の尺度なるは、神の御意思(みこころ)適うか否か、神への感謝の深きか否か、周りへの愛の深きか否か、そが人の真の価値を測る尺度なる。
神に頼りて甘えるなかれ。
人はそれぞれの意思持ち、自ら考え行動せよ。
神の慈愛は優しくもあり、厳しくもあり。
神は教えを示し、託して、後は手を出さず、ただひたすらに見守るのみ。
人が失敗するのわかりても、避けさせもせず、神の答えは正解になし。
迷いも、疑問も、失敗も、無駄なし。
多くの経験、長き年月を経て得るもの多し。
神の御意思に沿いながらも、自らの意思を尊び生きよ。
今与えられたる環境、境遇、人間関係の中で、最大限の努力をし続けることこそ、真の惟神(かんながら)の道。
愛無き文明は必ず滅びゆく定め。
森羅万象全ては元ひとつ。
己の浄化と成長に努め、宇宙の波長に合わせ、調和し、生きるが肝心なり。
地球平和の近道は、感謝の波動を拡げゆくこと。
次元低きこの地球に生きるには、迷いや不安や恐れも多かろうが、これらは次元低き波動。
波動を高め、森羅万象全てと共存共栄、神と共に生きるためには、己の魂を浄め、行を果たし、謙虚に、素直に、神に感謝捧げることが必要なり。
神に感謝、仏に感謝、祖先に感謝。
己れ取り巻くすべてに、神の意を読み取り、全てに感謝。
日々の行を通じて、何が最も大切なるか。そは、何をおいても、感謝なり。
全てにおいて、感謝のみで生き、曇りも、汚れもなくば、
何の恐れも必要なし。
裸のままの魂で、神に向き合い、審判を受く。
人の御魂は、神のもの。お借りし御魂を、汚すことなく、浄め、磨いて、借りし時のそのままに、光輝く御魂をお返しするもの。
己の昇華は、全て、己の心がけ次第。
神は見守り、待っておられる。
全ての御魂が、自ら鍛え、耐え抜き、行を積み、さらに御魂浄めて、神の御意思そのものになり、昇華の階段上らんことを。