平素から崇敬会の活動におきまして、ご協力・ご協賛いただきまして誠にありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
今年も早や半年が過ぎ、夏越の大祓を迎えました。
大祓は我が国上代から執り行われている神事であり、
茅の輪を左・右・左とくぐり巡り、祓戸の御神威により浄められ、また心新たに下半期に臨むというものです。
我々人間の罪・穢を削ぎ落とし、心身清らかで、明るく、素直な、神の心に導き、誠の心に立ち返らせ、生命の甦りを教えて下さる大切な神事であり、一年の後半を清々しく過ごせるよう、加護と神気をくださり、弥栄への道に導いて下さいます。
古来より行われてきた、この大切な伝統行事である夏越しの大祓式が6月30日に無事執り行われました。
「茅の輪」は広い意味で「しめ縄」と言えます。
先天である実在が識の力により後天である実相を産み出す営みが伊邪那岐・伊邪那美のニ神の働きです。
それは霊と体の働きかけであると共に、実在と識との産霊(むすひ)であり、これを象ったものがしめ縄です。
言と霊(たま)、物と心、律と実在が絡み合い一つになる。
「吾=あ」と「汝=な」が和して、輪となり、縄となる。
つまり、岐美(きみ)が和して真奈(言霊)となる。
縄とは、言葉が生まれ出る様相を象ったものであり、言葉そのものを意味しています。
だからこそ、祓う力があるのです。
ただし、罪・咎・穢の自覚無くして、神に祈りや願いをしたところで、神は救いの手を差し伸べることはしません。
禊により清浄な心身になってこそ、はじめて祈りが神に通ずるのです。
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少し活動報告をさせていただきます。
28日 午前・・・紀宝町鮒田の協力者の提供で、茅を刈らせていただ神社まで運びました。
28日 午後・・・刈ってきた茅を束ねる作業。枯れて茶色になっている部分を取り除き、綺麗な束をたくさん作りました。
29日・・・茅の輪作り。左右、裏表、バランスの良い状態で創り上げるのはなかなか難しいものです。宇宙法則をそのまま茅の輪にこめます。全ての工程が神事なので、最初から最後まで、手を抜くことなく丁寧に真心こめて作り上げます。輪が出来上がり鳥居前に吊るす時も、竹竿の位置や、高さなどにも注意しながら設置します。
今年も、力強く、立派な茅の輪が完成したことを、本当に嬉しく思います。
28日と29日にご奉仕して下さった皆様、誠にありがとうございました。
大祓式を執り行って下さった皆様ありがとうございました。
他の日にお掃除に来て下さった皆様ありがとうございました。
また、今後お掃除に来て下さる予定の皆様、ありがとうございます。
そして、足は運べないけど、祈りを届けて下さったり、様々な形で応援して下さってる皆様にも心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
皆の和の力あってこそ、事が動きます。
今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
※御神酒・初穂料・鎌、計 23,363円を皆様のご寄付から出させていただきましたことをご報告させていただきます。
ありがとうございました。