しんじるは・・・

【しんじるは

まかすにあらず

せきもあり

つよきしんとは

じゅうなんなるぞ】

 

 

【信じるは

任すに非ず

責も有り

強き信とは

柔軟なるぞ】

 

 

◉信じるということは、人にとって最も難しいことの一つです。

 

人は疑うことと、信じることの狭間で、常に揺れ動き迷うものですが、どちらか片方に偏ることはとても危険です。

 

自分の考えや心を全て信じ、全く疑わないのは傲慢、独善の素です。

 

信じると同時に、自分を疑うことも大事です。

 

自分の考えが我欲から来たものでないか、心に歪みはないか、曇りはないか、しっかり見極め戒めること。

 

歪みや曇りがあれば、信じる心にも歪みが生じます。

 

疑うことは悪いことではありません。

 

信じ切る人の中で、人に頼り任せきってしまう人がいますが、信じ切るとはそういうことではありません。

 

柔軟な心を持ち、心を閉ざすことなく、人の言葉にも耳を傾けて、常に自分を問い直し、盲信、狂信することのないようにしなければなりません。

 

「信じる者には責あり」です。

 

常に自分が正しい、善であると、疑うことなく信じるのは非常に危険です。

 

自分の信に凝り固まることなく、殻に籠ることなく、頑なにならないようにしたいものです。

 

心に風と光を通し、心を自由に保てるといいですね。

 

真(まこと)の信とは、柔軟なものです。

 

 

花飾り

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