【いなりがみ
あおうえいなる
いねのかみ
うちゅうこんげん
いのちのもとぞ】
【稲荷神
アオウエイなる
五音(稲・イネ)の神
宇宙根元
命の素ぞ】
◉全国に神社は約8万社ありますが、信仰の対象は多種多様です。
その中で八幡信仰が一番多く7800社ほどあります。
第2位は伊勢信仰、第3位は天神信仰、第4位は稲荷信仰、第5位は熊野信仰、第6位は諏訪信仰、第7位は祇園信仰、第8位は白山信仰、第9位は日吉信仰、第10位は山神信仰、第11位は春日信仰、第12位は三島・大山祇信仰、第14位は金毘羅山信仰と続きます。
稲荷神は言霊の神でもあるということを知っていた弘法大師は、稲荷神を言霊学や神道に仏教化し、東寺に勧請し、それ以降真言宗の守護神にしました。
稲荷神社のご祭神は、様々な名前で呼ばれていますが、豊受大神とも呼ばれています。
豊受大神の別名を、天御中主神・国常立尊と言い、その御顕現の神を倉稲魂命(うかのみたま)=稲荷大神と言います。
天御中主神は宇宙根源の大元霊神であり、五穀農耕の祖神でもあります。
稲荷神社は国内で最も普及した神社ですが、その最大の理由は、一般庶民に最も支持された神様であったからということ。
江戸時代までは国民の84パーセントが農業従事者だったからです。
そして、個人的な願いとして「商売繁盛」が加わることで、一般的な庶民にとって最も身近な存在になりました。
この為、稲荷神社は農村部に多く祀られており、農村を中心に拡大しました。
イネ(稲)とは、「五音(イネ)」、つまり「アオウエイ」の、音霊、言霊のことです。
この世の全ては、この五音、五元素から出来ています。
熊野の奥宮玉置神社という神社がありますが、ここは言霊神社です。宇迦之御魂と天の御柱、国の御柱の三神も祀られていますが、
天の御柱とは、五音 アオウエイのこと、国の御柱とはワヲウヱヰのことでもあります。
天地父母の十四音声の言霊力により、七十五声の言霊(神)を生み出し、我々もそこから生み出されています。
神は万物の霊にして言霊なり、道(ことば)なり。
日本は言霊の幸はふ国、言霊の生ける国、言霊の助くる国、言霊の天照(あまてる)国、言霊の清き国と言いますが、身も心も魂も、本当に清浄となった人が、その言霊を使って始めて、世を浄めることが出来ます。