0は根元、1は原点。
0は何も無いのではなく、何も無いという事実が有ります。
1は有、0は無。
有無=産む、です。
プラス(陽)とマイナス(陰)の間がゼロ(0)です。
力が作用する時は必ず振動が生じます。
縦・陽子の働きである高皇産霊神(遠心力)と、横・陰子の働きである神皇産霊神(求心力)が、同時に存在している渦が、ゼロ(0)です。
森羅万象全ての物の本体は結合する力であり、その力が作用した産霊(むすひ)の賜物です。
物質世界の全ての物は、時間の経過と共に、死に向かいます。
右回転とは、何もかもが滅する方向、神に向かうのです。
右回転と左回転を何度も繰り返し、かき回すと、回転を変える時に、流れが一瞬止まり、混沌状態になります。この時、内在する陰陽エネルギーが活性化した状態になります。
自然の中から湧き出る水は、バランスのとれた素晴らしい自然のフィルターを通過しながら、渦を作り、周りの様々な波動を転写し、外に流れ出てきます。
結果、自然治癒力も高く、活性化した美味しい水となります。
時間とは、時の流れの循環です。
人には一方向に過ぎて流れるものに感じますが、真は無限の循環です。
時間とは初発であり、絶対唯一であり、常に始まり終わる、終始表裏一体。
巡り巡りて巡回を為す、円環の無限循環、流動体です。
縦は時間、横は空間。
時間と空間が交わる世界が、真理が充満する世界であり、高天原です。
時間が積み重なり、人類は歴史を残して行きますが、人の積み上げた罪も変えることができませんし、消えもしません。
過去の個々の罪、人類の罪を変えていこうとするのではなく、己を禊ぎ、浄めて行くことで、それに従い未来も、明るいものとなり、歴史も変わっていきます
禊ぎとは、己の中に備わる精神構造と言霊原理との関係を知り、それを浄めること。
世界の各宗教で言う、「天地(あめつち)の初発(はじめ)」とは、外側に見える天体宇宙のことではありません。
己の内を見た時の、心の中に果てしなく広がる宇宙のことです。
つまり、「天地の初発の時」とは、その内なる心の宇宙の初めのことです。
その初めの時に、現れた意思が、言霊となり、言葉となり、文字となり、世界が展開して行く姿を、古事記(ふることぶみ)」の神話で表現しています。
古事記に書かれていることは、神話でもおとぎ話でもなく、不変の言霊原理を、そして人間の心の構造を力動で表したものと言えます。
これからは言霊の時代です。言葉一つひとつに力動があることを知り、言霊原理を魂で理解し、新しい文明を創っていくことになります。