言葉は時空を結び合わせ、時空を超えて届き、乱れた波動を正し、甦らせる偉大な力を持ちます。
物質にも、人にも、形有る物にも、形無き物にも、全ての素に響き、波動を変えて、高めてゆきます。
病も波動の乱れから来ます。命を浄め、この世の狂いを正す働きがあることを知り、清く美しい言葉を使い、波動を高めてゆきたいものです。
そうすることで、神との波長も合い、神の意も読み取れることに繋がります。
時空を超えた無限の純粋真理を、人間の狭い視野で見て、制約された有限の書と言を以って、表現・説明するのは不可能であり、不完全になります。その人の次元で個人的な解釈をするので、誤解も生じます。
神の光や真理を、この物質世界の次元のもので表現するのは、この地球上の全ての水を、小さなコップ一杯の水で表現するようなものです。
文字も言葉も素晴らしいものですが、文字や言葉で表現される世界は、制限され、本質から遠ざかることを知っていなければなりません。
一つの観念に囚われると、その人は、その観念を通して物事を見て解釈するようになります。
自分が信じていることに適合すれば、肯定的に捉え、更にその観念を強めます。
その逆であれば、批判したり、排斥したり、無視したり、自分の観念に固執したりしがちです。
そのような状態にあれば、事実を正しくありのままに見ることが出来ず、正しい判断も出来ません。
自我意識こそが、この視野を狭くします。愛を深め、視野を広げ、言語を超えた領域の、精妙なエネルギーに意識出来るといいですね。
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書は言を竭(つく)す能(あた)はず。
言は意を竭す能はず。
意は真を竭す能はず。
意に竭す能はざるところに、神の権威があり、又真理がある。
神は説明することは出来ぬ。