人が人を裁くこと、神は嫌わる。
人には人をさばけぬ道理。
人に点数つけ、裁く傲慢さよ。傲慢なるは心の束縛。
神の前にては、全ての者が欠点ある、罪犯し生くる、汚れある罪深き罪人なれば。
人に点数つけるも、責める権利も、とがめる資格も、許されず。
いずれが裁く権利のあるや、資格ある。
人の上に人は無し。人の下にも人は無し。全ての魂は平等なること、勘違いすることなかれ。
神の前には、いずれも花の上の露の如く、小さき儚き命なる。
この世は互いが互いを補い合いて、初めて成り立つ仕組みなり。
互いの尊重なくば、この世は調和を失い、循環することなく、死に絶えるもの。
己の正義を人に押し付け従わせることなかれ。
そは、真理を曲げるの不遜、慢心なり。
神の望まる正義とは、神の意に沿うか、手伝い能うか否か。それのみなれば。
神から賜る人の最も尊き、御魂の修行は霊行神行なる故、人を評価することなく、人と比べることなく、励むべし。
神の力となるには、一人の力はあまりに小さし。
能力・個性異なる者たちの力合わせて、初めて神の力となる。
神の手となり足となり手伝いせんと、自ずと集まる者たち。
神の仕組まるその縁を見逃すな。
神の意図あり、神意あり。
神の慈愛が秘められたる縁を大切にせよ。
出会う縁あれば、離れる縁もある。己を禊ぎ、高めんための縁を自ら切ることなかれ。
世はうつりゆく。
得ては捨てよ。
縁あらばまた得よ。
囚われるな。
神との縁を賜りし後には、縁を切らず、自ら離れず、感謝で仕え、使っていただき、禊いでいただく。
神に仕えるは厳しきもの。一度決めて、途中投げ出すは許されぬ。
何よりも大切なるが、神への感謝報恩なるが、人との縁と、感謝を軽んじることなかれ。
人の霊行神行を助け、己を高めん為の、神の計らいにて出会わすなれば、縁の感謝も、神への感謝なり。
神との縁は過去世からの因縁もあり、また今世にての始まりもあり。
また、この世で切れる縁もあり。
神の願いがわかる者よ。神との縁のな無き者なけれど、自ら離れ、神との縁を解きし者たちを、再び戻して帰らせ、気付かせ悟らせ、神との縁を結び直す手伝い助けよ。