今言葉は乱れ、波動は乱れ、この世は荒廃、心は退廃。
いかに乱れし波動なれども、一人ひとりが放つ波動を直してゆかば、必ず浄まり澄みゆき、やがては現象、事物に及び、拡がりゆくなり。
言葉の初めは音なれば 清き音こそ浄めの初め。
音霊・言霊、同じもの。
内奥秘めらるるは、神の命と祈りなり。
言葉の中に神を観よ。
言葉発する一瞬一瞬に、神に感謝せよ。
濁り無き清浄なる明るき心で発する音は、人を浄め、歪みを正し、周囲をも浄める。
文字の力も同じなり。
言霊の幸(さきは)ふ国。
幸ふとは、幸運が巡る事なり。
美しい言霊を発する時、言霊の幸ふ鳥が鳴き、命の波動も高まりて、人と人との間の垣根や境も無くなり、和してゆく。
言葉は心、心は言葉。
心を浄めれば、その後言葉も自ずと浄められん。
始めに言葉があり、後に概念。物事全て、この順番なり。
言葉を浄め高めし人は、心浄まり、行い自ずとついて来る。
言葉を軽くみるなかれ。美しき言葉を使い、言葉を重んじ、大切にせよ。
過つなかれ、美しさとは、
単なる表面のみの音色にあらず。
真の美しさ、清らかさとは、心の内面、その表れなる。
真の温もり、美しさ、清らかさの響きを、心の耳にて聞き分けよ。
言葉の波動は命の波動。 命を浄めて、汚れを流せよ。
神は人の言葉の復活、心の浄化を願われる。
次なる世代の繁栄の為、正しき言葉を残せよ。
神の最も尊き恵み、言霊を絶やすなよ、滅ぼすなよ。
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悠久の過去の時代に於いては、我々の祖先はこの事実を受け止めてきましたし、体験を通じて感じ取り、口づてに伝えていたのです。
世界中、あらゆる民族においてもそうなのです。
そして、「日本人」はその中でも比類なき程、最もこの「真実あるがままの宇宙法則」を伝承してきた民族なのです。
「日本語」において、他に右に出る言語は無いのです。
「正しい心がけ」や「正しい生き方」と同時に、「正しい日本語」を継承する限り、「先祖伝来の言霊の力」は働き続けるのです。
「言霊」は「心と言葉の姿」の「在り方」。
如何(いかん)により飛びもします。
またピタッと鳴りを潜める事もあるのです。
神は言葉の一つひとつに、神の祈りを込められたので、言葉を発することで、祈りは届き、事が動き、実現します。
言葉に音の波動が乗り、伝わり、拡がり、この世を創り整えます。
人が言葉を賜るその意味は、宇宙に響き渡る、形を持たない神の願いを、言霊として祈りに表わし、人の世界に伝え継ぐためです。
言葉を守ることは、人類、生ある者の、全ての責務です。