人の多くは、外の世界のみに意識を向け、内を見ようとせず。
外の世界に囚われ、意識が拡散しすぎ、その本質や背後に広がる壮大な世界にも気がづかず。
事象の奥に秘め隠れたる、真の教えを見通せよ。
この世に起こる事象現象は、全て原因結果の法則にて動くなり。
神は定めず、一切決めず。
神の仕組みにあれど、進める責は人にあり。
人の想いと行いが因となりて、結果を起こさん。
なれば、己をよくよく戒めよ。
己の内を見よ。
己を苦しめ、己を迷わす素の、全てが己の内にあるなり。
己の周りの人は、己を映し出す鏡にほかならぬ。
表面のみを見るになく、相手の鏡に映し出された己の心を見て感じよ。
己の周りが清く正しく美しく見えるなれば、素直で清らかな魂。
醜く見えるなれば、曇り汚れし魂。
己の魂が曇り、醜きなれば、己の周りを歪ませ 見せるなり。
目の前の相手に苛立ちを感じるなれば、その因は、己の内にあり。
己の狭さ、未熟さに気づけよ。
己と他との境を作り、自我を強め、己を貶めることなかれ。
他と比ぶることなく、張り合うことなく、出会いし人を敬い、出会いし人の中にも、神のご意図を読み取れよ。
人の上には人は無し。人の下にも人は無し。
神の前には、人に優劣、上下、差別無く、全てが平等、愛しき魂。
人との出会い、ご縁の全てが学びなり。己の足らぬを気付かす機会。
そなたは、そなたが与えるものをそのまま受け取ることになる。
己の御魂知りたくば、己の内に問いかけよ。答えは、外にあらず。
己の内に問うは、神に問うのと等しきなり。
神のことばを内に聞け。神の姿を内に見よ。
他に問うな。答えは全て己の内にあり。
己に問いても分からぬ不明のことは、神の基準、神の法則、神の真理に照らして、読み解けよ。
心の基準は、神の御意思(みこころ)に適うか否かのみ。
己の意識が神と一体となり、我欲無く、己なく、あるのは神のご意思、ご意図のみであるかのような、そのような生き方になれること。
神人合一なる生き方で、人は真なる自由、一切の束縛から解き放たれ、楽しく、喜びに満ち、心豊かに、真なる行が行えるなり。
一日一日が大事なり。
一日が一生なり。
一瞬一瞬が永遠の時なり。
真の感謝を神に捧げ、一日も無駄に、疎かにすな。