途中投げ出すは許されぬ

人は過去を思い出しては負の感情に振り回され、後悔、執着、恨み、悲しみ生じさせ、心曇らせる。

 

良き事も、悪しき事も、過去の出来事は今のことで無し。

 

歴史も大切なるが、こだわるなかれ。

 

良き事は良き事として、更に拡げ、悪しき事は二度と同じ過ちを繰り返さぬ為の教訓と為せ。

 

過去の歴史がどうあれ、今が大切。

 

今から先をどう生きるかが重要なり。

 

神は等しく皆々に光を照らす。

 

人が清く、正しく、純粋に、神と共に生きたいと願うのならば、神はその者と共にあり。

 

人は弱いもの。それ故、目に見えぬ存在にすがり、頼ろうとする。

 

時に己を見失い、よからぬものに惑わされ、彷徨い、道を過つ。

 

そなたの中の神を信じよ。

 

耳に聞こえず、目に見えずとも、神の意はそれぞれの魂に直接届くものなり。

 

偏りなき考え、行き過ぎなき行動、調和、中庸を意識し、心清らか純粋に生きるなれば、道を間違えることはなし。

 

人は皆、忘れるに速く、気づくに鈍く、行いに難し。

 

神は何度も繰り返すなれど、人の多くは目覚めることなし、日々の営み変わることもなし。

 

浅き理解と 浅き知恵にて、わかりしつもり、変わりしつもり、行い変わらず。

 

変わるというは、行いのこと。行い変わらずは、変わると言えず。

 

神のお役に立ちたいと望む者は、必ず禊ぎ試さる。

 

我執強き者を神は使う能わず。

 

神の御意思をこの世に顕す心となるまで、何度も禊がる。

 

神に仕えるは厳しきもの。一度決めて、途中投げ出すは許されぬ。

 

神の禊ぎに耐えて、無欲無心に、神と相和す行いなせよ。

 

花

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