こころに痛みを抱えず生きる者、この世になし。
人は悩み苦しむ生き物なり。
智慧、知能を与えられた故、考え、迷い、悩み、苦しみ、時に負の感情湧きおこり、その渦に巻き込まれん。
自然に湧き出づる負の感情は、己の魂を高める為の自然な感情なれど、そを光に変えるは修行のひとつ。
その感情に背かず反省し、一人で向き合うは、時に難しく、縁ある者の思いやりの言葉や行動が、負の感情を光に変化させる手助けをすることもあろう。
思いやりとは想像力。
苦しかろう、辛かろう、悲しかろう、と他者の心を察し、心を配り、心寄り添い、温かい心で包むこと。
詩を読んだり、芸術に親しんだり、自然に触れたり、
心に栄養を与えることで、想像力は育まれる。
真(まこと)の愛か、偽(いつわ)りか。
相手の魂の成長願うが真の愛。
相手の成長、己の成長、促す愛か、妨げか。
時に厳しく、転びつまづきても、手を差し伸べず。自分で立ち上がるのを黙って見守るのは、辛きもの。
厳しさの裏の愛を読み取れず、相手に誤解され、己傷つくこともあろう。
なれど、それに耐え抜き、共に乗り越え、光を強め、愛を高める。
損得抜きに、唯ひたすらに相手を思い、相手の幸を願う、尊き無償の愛。
愛とは神から賜りし、人の至高の宝なり。
神の愛へと、深め、高め、周りの全てを思いやれる美しい世に。
どうか自分を大切に。
どうか人を大切に。
どうか動物を大切に。
どうか自然を大切に。
どうか光と水を与えてくれる地球を大切に。