全てに勝る喜び

人は本来 罪深く、生きる全てが罪の連続。

 

自然を傷つけ、人を傷つけ、動物を傷つけ、他を傷つけずに生きる能わず。

 

己の命の意味も知らず、魂の根源も知らず、不平不満に明け暮れ、知らず識らずの間に、罪を重ねる

 

 

不平不満は、心の貧しさ、喜び感謝は心の豊かさなり。

 

器は必ず中がくりぬかれ、空(うつ)ろなり。

 

空ろの部分有りて、はじめて、器は役に立つ。

 

不平不満で満たせし器(魂・肉体)には、神の恵みも入る余地無し、使い物にならぬ。

 

不平不満言い続ける者は、

 

己に相応しきもののみしか受け取ること出来ず、手に出来るものも極めて限られし。

 

不平不満の対象のどれ一つとして、己の不幸の原因にはなっておらず。

 

その原因は己の内にあり。

 

己の人生における良きこと、悪しきこと、全て、己自身の心が、引き寄せし。

 

己の周りの環境は、己の内にある、目に見えない因の結果にほかならぬ。

 

この世の苦悩、争い、諍(いさか)い、全て、人類一人ひとりの心が放つ負の波動が因となる。

 

我執で事をこじらせ、己も相手も魂汚し、運を落としゆく。

 

世界を苦悩から解放したいのならば、まず己の苦悩から解放すべし。

 

事起こるには、必ず因ありて、果が生まれる。

 

因作りしは己なるを悟れば、己の過ち学びに気づきて、相手に責任転嫁することもなくなるもの。

 

人は己の考え正しきと考えがちである。己は常に正しき、間違いは一切なしとおごることなかれ。

 

一歩下がり、謙虚になりて、己に非はなきかと、己を見つめねばならぬ。

 

人を己より低きと見下すことなかれ。

 

相手を責める負の波動を拡げることなく、互いに歩み寄り、調和の心で美しき魂を保つことを、神は願わるる。

 

人は人生において様々な形で試される。

 

心の奥底に潜む邪なる心は、邪なるものを引き寄せ、巻き込まれ、足許をすくわれん。

 

魔界に堕ちる御魂は多し。魔界に堕ちるは、己に因あり。

 

魔は、甘く優しく、心地よきことささやかん。

 

欲にとらわれなば、そこは魔界の入り口。

 

魔界は外でなし、己の心の内にあり。己の心の闇にこそ、魔界は広がり、巣食うもの。 

 

己の内の、闇をなくすことが、魔界の者との関わりを遠ざくる。

 

心の曇りを取り祓え。無心無欲の境地を作れよ。

 

無邪気に喜び、無邪気に楽しむ、子供のような心に帰れよ。

 

神に使わる魂は、素直に、謙虚に、神の御意思(みこころ)に適う努力を惜しまず。

 

神の祈りをこの世に顕すことを、全てに勝る喜びとせよ。

 

かもめ

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