人の堕落、退廃、遅れ、進化の止まれる因は、心にあり。
己の奥底に眠りし記憶、神との結びを、人の多くが忘れ去り、自ら離れし結果なり。
霊なるものに目を向けず、霊なるものへの無知からなれば、霊なるものの自覚をもてよ。
人の多くは、物質文明に心奪われ、曇りを深める。
勘違いするなかれ。物質、金銭、悪ならず。人の心を貶めるものは、我欲我執なり。清き心の者ならば、物質金銭、悪とはならず、魂を成長させ得るものとなる。
人の肉体も物質なれば、物質なくば、生も無し。
宇宙御経綸進展為すには、火と水、精神文明と物質文明、互いに十字に結びて、回転す。
精神と同じく、物質愛し、感謝し、大切にせよ。
なれど、物質に偏りて、我執の虜となるなかれ。
我欲多くば、闇の心に取り憑かれ、正道を外れる。
正道外れし時、必ず正道に戻されるための試練が訪れる。
人の魂の奥底にある神仏の心ある故、後悔もする。
己の過ち、欠け、未熟さを素直に認め、向き合うことができるかできぬかにより、成長できるかできぬかも決まるもの。
反省、後悔することは大事なれど、己を責めることは必要なし。それらの感情を引きずり、悲しむことは何もならぬ。
その経験を活かし、それを愛の行動に変え、前に進むことこそ成長に繋がらん。
過ちを犯した自分、欠けのある自分、未熟な自分、全てを含めての自分であり、今の自分がある。
欠けたる自分、ありのままの自分を認め、より成長しようと努力する者を、神々も人々も力を貸し応援するなり。
神々は全ての者に平等であり、この者だけに特別に力を貸すというとはなし。
命あるうちに、自分の欠け、過ち、未熟さに気づき、認め、努力できることは幸せなことである。
人は過ち犯すもの。
罪なき者は、誰一人として存在せぬ。
過ち犯すその度に、悔い、詫び、改めて、己の心を戒め浄め、真(まこと)の強さを鍛え上げるもの。
相対尺度でいる限り、真の強さは身につかず。
己の過ちに真摯に向き合い、弱さを認め、受け入れ、己に打ち克つことこそ、強さならん。
己の非を認め、素直な言葉で謝るは、美しく、尊き、人の行い。
素直で美しき謝罪の言霊は、相手の怒りと憎しみを鎮め、心を和(やわ)らげ、和(なご)ませ、己も相手も救うなり。
人は、人と仲良く暮らす為の尊き言葉を賜りし。
言葉は心。
言葉は神。
言葉は光。
言葉は命。
人の憎悪の悲しき連鎖を断ち切る為に、美しき言霊響かせよ。
神の願いをこの世に顕せ。