己の欠点に不満を持つなかれ。
欠点あるが故、人は皆謙虚になれ、欠点を補おうと努力するもの。
欠点あるも神の御意図なり。
人に与えらし役割・能力は全て神からの御恵み(みめぐみ)であり、己の力でやったと言うは傲慢以外の何物でもなし。
思い通りにならなぬとか、人と比べて落ち込んだりとか、人を否定したり、羨んだり、妬んだり、物質社会の波におぼれ我欲のみで生きる愚かさよ。
己だけ不幸であるとの勘違い、己だけ苦しみ悲しみを背負っていると愚痴を言う。人は不満多き生き物なり。
人は皆 大なり小なり苦しみや悲しみを背負って生きているが、喜びも幸せも同じように与えられておる。
苦しみや悲しみがあればこそ、喜びや幸せもあるというもの。
全てのものが神の御恵みなり。
今この世に生あり、生かされし事だけでも十分に幸せなる。
人には、霊格と人格あり。
霊格とは、その者が過去世の修行で積み上げし、得られた魂の格なり。
神の意に応えて役目を果たし、神への感謝報恩、祈りと誠を捧げ、磨き上げられし高さ、その証なり。
人格とは、現世においての修行にて、人と人との間で育まれる高さ、調和、格なり。
人格霊格は異なれり。
人格磨くは大切なれど、御魂は磨けず。己の中の神に気づかず、神なくば、御魂の進化は為されぬもの。
人格目に見え易しが、霊格見るに難し。なれど、この宇宙は波動にて引き寄せる故、共鳴し合えば出会うもの。
結ばれし者たちよ、波動高めて、その輪を拡げよ。
人は何故この世に生を享け、み役を賜り、修行をするのか。
そは執着・我欲・こだわり傲慢さを取り去り、利他愛に生きることを通じて、神の意を学び、どこまでもどこまでも神に近づく為なり。
修行は厳しきもの。なれど、この世の苦労は、神の与えし御魂磨きの機会、悟りへの機会。
人格霊格共に磨きて、御魂の成長進化を為すべし。
苦労を喜び、感謝と愛に変えよ。