RPSアライメント

東京精密の三次元測定機の制御ソフトCalypsoで基本座標系を作成する方法の1つにRPSアライメントという方式があります。

ドイツでは一般的な方法なのか、ATOSでも座標系を作成する方法の一つになっています。

RPSアライメンでは3-2-1の6点でざひょうを作成しますが、鋳物の加工などではこのRPSアライメントと同様な座標系にて加工基準を作成しますので、とても、作成しやすいです。

また、段差のある面で座標を作成する事になるので、他の座標系作成方法では作成できない場合があります。

今回、RPSアライメントにて座標系を作成しましたので、その時に注意した点などを書いていきます。

説明上、(0,0,100),(0,100,100),(100,100,100),(10,0,0),(10,50,0),(0,-10,50)の6点で座標系を作成するように指定されていたとします

最初に3点は基準なる平面など(ここでは(0,0,100),(0,100,100),(100,100,100))でZ値をします。

次に2点ですが軸となる2点を指定します。

ここで注意が必要なのが通常の方法では直線方向を考えますが

RPSでは座標値を指定するという所です。

どう違うかというと例えばY方向に2点(10,0,0),(10,50,0)とるとするとこの時の有効値は点のXの値になるので、指定項目はXの項目をチェックを入れます。

また、座標値はX値の(10,*,*)になります。

ですので、最後の1点は(0,-10,50)で指定項目はY値を指定します。

そして指定した点は(*,-10,*)になります。

RPSでは指定した点要素が座標系でのどの結果の値になるかを考える必要があります。